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原告「教員続けて良かった」 「日の丸・君が代訴訟」逆転勝訴

国旗に向かっての起立や国歌斉唱を拒否し、懲戒処分を受けた都立高校の教員らが懲戒処分取り消しなどを求めた訴訟は十日、東京高裁が原告側の逆転勝訴の判決を言い渡した。判決後に霞が関の司法記者クラブで会見した教員らは「教員をやり続けてきて本当に良かった」と涙ながらに喜びの声を上げた。

原告の都立高教員大能清子さん(51)は「想定外の判決」と声を弾ませた。定時制高校の教員だった時、同じ生徒たちの担任を三年間受け持ったが、最後の四年目は担任につけず、卒業式の招待状も来なかった。「生徒と一緒に卒業式を祝えず担任になれない。悲しいことです」と話す。

待ちわびたこの日の判決。大能さんは「懲戒処分を受けて以降、担任を持つことも難しくなり、同じ志のある仲間の中には早期退職する人もいた。夜明けが来るのを待ち続けるのが大切だと思い頑張った。希望が見え、職場の教員も明るくなる」と笑顔を見せた。

同じ原告で都立高教員真鍋善彦さん(57)は、「悲観的な空気の中で今朝、勝つ夢を見たが、正夢になるとは思わなかった。学校には東南アジアや在日など外国人生徒も多く、起立や斉唱を拒む生徒もいる。国旗・国歌斉唱の強制が、生徒や親に向かっていくのが一番心配です」と話した。

一日でも早く、東京都の学校職場で校長先生と教職員の方々そして児童・生徒がお互いに信頼をもてて明日の日本の担い手をすくすくと逞しく育てることが出来る日の来ることを念願する。

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