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二つの世界大会が閉幕 原水禁系と原水協系

 原水爆禁止日本国民会議(原水禁)系と原水爆禁止日本協議会(原水協)系の二つの原水爆禁止世界大会・長崎大会が9日、閉幕した。いずれの大会も5月の核拡散防止条約(NPT)再検討会議や国連の潘基文(バンキムン)事務総長の被爆地訪問など、核兵器廃絶への大きな流れが生まれつつある、と評価。今も根強い核抑止論からの脱却と核兵器廃絶条約・非核法の締結・制定を強く求めた。

 被爆して65年。草の根からの原水爆禁止のたたかいは続いている。そして世界各国の政府、国際組織が参加し、日毎に、年毎に全世界に広まって来ている。人類滅亡を防ぐための、人類最大の課題であることが深く、深く人類の胸に刻まれて来ている。人類の豊かな感性に裏打ちされた理性の力強さを感ずる今年であった。

 ◆原水禁系/非核法の制定求める

 原水禁系のまとめ集会は、長崎市油木町の県立総合体育館で開かれ、約2200人(主催者発表)が参加した。

 大会宣言は5月のNPT再検討会議を「不十分さはあるが核兵器廃絶への展望を開いた」と位置付けた。また広島市の平和記念式典に潘基文国連事務総長やルース米駐日大使が初めて出席し潘事務総長が核兵器禁止条約の制定を訴えたことを「大きな前進」と評価。その上で「日本政府は非核三原則を明記した非核法を一日も早く制定すべきだ」と主張し、会場の拍手で採択した。

 川野浩一大会実行委員長は「山は動きだした。この地球から必ず核兵器を廃絶できる」と呼び掛け、藤本泰成大会事務局長は「世界には核抑止論への根強い信仰があるが、原水禁は決してこれを許さない」と訴えた。

 参加者は集会後、長崎市の爆心地公園まで行進し、非核平和を呼び掛けた。

 ◆原水協系/核なき世界へ行動を

 長崎市魚の町の市民会館では、原水協系の全体集会が開かれ、国内外から約2千人(主催者発表)が参加した。

 決議では「長崎からすべての国の政府への手紙」と題し、核兵器を全面禁止する核兵器廃絶条約のすみやかな交渉開始を各国政府に求めた上で、「核兵器のない世界が国際政治の共通の目標となった今、人類と核兵器は共存できないという訴えに応えるよう、一刻も早く平和と安全の実現に向けて行動するべきだと呼び掛けよう」と提案、参加者の拍手で採択した。

 運営委代表の野口邦和さんは行動提起で「アメリカの核の傘からの離脱を日本政府に迫ろう」と訴え、「核兵器のない世界を実現するために、これまで以上に多彩な行動が必要。核兵器廃絶条約を求める世論を高めるためにも、被爆の実相を世界中に発信しよう」と呼び掛けた。

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