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原水爆禁止2010年世界大会・広島 若いエネルギーで「核兵器のない世界」の実現

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 アメリカが広島に原爆を投下してから65年。青空が広がった6日、広島市は核兵器の廃絶を求める声に包まれました。市が主催した平和記念式典に潘基文(パンギムン)国連事務総長が初めて出席。核大国のアメリカ・イギリス・フランスの代表も初参加です。原水爆禁止2010年世界大会・広島はこの日、「被爆者とともに、そして若いエネルギーを結集し、『核兵器のない世界』の実現にむけて前進しましょう」とする「広島からのよびかけ」を採択して、8、9日の長崎大会に引き継ぎました。大会では日本共産党の志位和夫委員長があいさつしました
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世界大会・広島が閉会
 原水爆禁止2010年世界大会・広島の閉会総会には、内外から8千人が参加し、核兵器廃絶条約の交渉開始を求める声をさらに大きく広げることなどをよびかける広島決議を採択して、閉会しました。

 今年の世界大会は、国際会議なども通じて、▽核兵器廃絶条約のすみやかな交渉開始▽核兵器廃絶の最大の障害である核抑止力論の克服▽自国政府の態度を問う▽被爆体験を人類的な事業として継承する―などが中心的な議論となりました。

 「被爆者の祈りと誓いを共有してください。一緒に歩みを続けましょう」とよびかけて、大きな拍手に包まれたのは、広島の被爆者でカナダ在住のセツコ・サーロウさん。被爆体験にふれ、核兵器を廃絶するには世界の草の根からの圧倒的な支援が必要だと訴えました。

 世界と日本の草の根の活動が報告されました。広島の青年は、被爆者訪問について報告。参加者が、生々しい被爆の実相を知って被爆者の思いを着実に受け継いでいると語り、「これを力に、ともに次の一歩をふみだしましょう」と呼びかけ、力強い拍手が起こりました。

 大きな拍手と歓声に迎えられて登壇した国連のセルジオ・ドゥアルテ軍縮問題担当上級代表は、「ご参集のみなさん、とくに若者のみなさん」とあいさつを始め、「みなさんとともに、核兵器のない世界を目指して歩めることを私は誇りに思います。これは正しい大義であり、過去の被害者や将来の世代に対する私たちの共通の責任でもあります。いまこそ前進の時です」と強調しました。

 日本青年団協議会の吉田恵三会長、日本山妙法寺の木津博充さんが連帯のあいさつ。政府代表としてエジプト、ノルウェー、ベネズエラの駐日大使が発言しました。

 滋賀県の女性(30)は4歳の娘、母親と一緒に初めて参加し、「被爆写真を見て、人間がこんな死に方でいいのかと思いました。この子たちの世代が大きくなるまでには、核兵器をなくしたい」と語りました。東京で保育士(23)は、「核兵器廃絶は、力を合わせないと実現できません。そのためにも被爆の実相を伝えられるようにしたい」と話していました。

 8、9日には、長崎市で世界大会・長崎が開かれます。
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世論と運動が最大の推進力   志位委員長あいさつ:

 あいさつした日本共産党の志位和夫委員長は、5月のNPT再検討会議に参加した経験をふまえ「広島・長崎の被爆者の方々を先頭にした世界諸国の世論と運動こそが『核兵器のない世界』への流れを前に進める最大の推進力です」と指摘。

 同会議が採択した最終文書を、運動がつくり出した「重要な一歩前進」と評価し、「核兵器廃絶のための国際交渉を速やかに進めよ、との声を世界中で大きく広げましょう」とよびかけました。

 志位氏はまた、NPT再検討会議や、本日、記念式典や世界大会に参加するなかで、「国連、各国政府、自治体、世界の反核NGOとの共同が新たな段階に発展しつつあることを実感し、この共同こそ未来を開く大きな力です」と述べ、「ともに手を携え、被爆者が『核兵器のない世界』をこの目で見る日が一日でも早く訪れるため力を合わせましょう」と訴えました。

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