党首討論に代わって 「死へ向かう日本の政治」に明快な処方箋
政治学者五十嵐仁さんのblogが明快です。
http://igajin.blog.so-net.ne.jp/
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日本社会が抱えている最大の問題は、労働力の維持と再生産が不可能になりつつあるということです。働く人々がいなくなれば、その社会は崩壊するしかないということは、誰にでも分かる真理でしょう。
今の日本は、そのような社会へと変容しつつあります。残念ながら、自滅への道を歩み始めているということです。
昨年からの総人口の減少、それ以前からの生産年齢人口の縮小、そして、最近になってから深刻化しているワーキング・プアの増大。これらの事実こそが、日本がたどり始めた自滅社会の指標です。
そもそも、働いても生活できないような社会は、持続可能性を放棄しています。自らの労働によって自らの生存を維持できなければ、死滅するしかありません。
自らの個体を維持できない人が、結婚して家庭を持ち、新たな生命を育むなどということができるはずがないでしょう。普通に働いて普通に生活できるということは、労働力の維持だけでなく、その再生産をも可能にするものでなければなりません。
かつての日本社会は、そのようなものだったはずです。しかし、今日の日本では、そのようなことは、もはや見果てぬ夢になってしまいました。
その結果、三つの大きな問題が生じています。
一つは、日本社会の規模が縮小を始めたということです。先に指摘した人口の減少です。この趨勢が続けば、やがて日本という国は消滅し、この世界からなくなってしまうでしょう。
第二は、企業活動の停滞です。企業は、基本的には、雇われて働く労働力なしには存立できません。勤勉で優秀な労働力の維持と再生産は、労働者にとって必要であるだけでなく、企業活動にとっても必要不可欠なのです。
第三は、日本産業の成長可能性の消滅です。時代の要請は、外需依存から内需拡大へと変化していますが、この内需を支えるのはこの国で働く人々です。その人々の購買力が低下すれば個人消費も停滞し、物が売れなくなります。産業化が進んだ国では、生産者は同時に消費者でもあるということを忘れてはなりません。・・・more
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