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マッチ・ポンプ

教育基本法改正案が閣議決定されました。 この間与党検討会は秘密裏に作業を進めて来ていました。 マスコミをシャットアウトし、国民の目を遮断してきました。 依らしむべし、知らせるべからずのやり口です。 

子ども達への教育権は父母にあります。 父母を蔑ろにするこのような秘密主義は端からまともな教育行政をやれないことを、自ら政府・与党は公表してきたようなものです。 彼らがどのような美辞麗句を使って説明しても、父母を始め国民の皆さんを納得させることは出来ないでしょう。

改正案のポイントは国家権力による教育への介入・統制を可能にするような条項を基本法に明記する、そして児童生徒の内心にまで踏み込んで押し付けようとしている官製愛国心などであると思います。 これらは戦前の国家主義教育のバイブルであった教育勅語を髣髴させるものでもあります。 現実に改正論者の中には教育勅語の復活を主張する政治家もみられます。

そもそも政府・与党は改正の口実として、一部児童・生徒の非行や怠学等をあげております。 しかし、これまで政府・与党が教育基本法を誠実に遵守して教育行政を執行して来ており、また国民本位のイタミの無い政治を執行して来ていればこれらの問題は今程までには酷くならなかった筈です。 この認識は多くの国民の一致するところであります。

政府・与党が自分の責任を棚に挙げ、児童・生徒の非行や怠学等の問題を教育基本法のせいにするとは、全く非教育的な言い草です。 自分がマッチを擦って火をつけ、火事だ、火事だと言って水をかけているようなものです。 マッチ・ポンプ以外の何物でもありません。

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<前の記事のつづきです。>  安倍氏は、日本の教育改革に熱心な議員である。  04年に長崎県佐世保市の小6女児同級生殺害事件があった時にも、「大変残念な事件が あった。大切なのは教育だ。子供たちに命の大切さを教え、私たちが生まれたこの国、この 郷土のすばらしさを教えてゆくことが大切だ」とコメントした。  今年、ライブドア事件が発覚した際には「ライブドア事件の原因は規制緩和と言われるが、 (お金が全てとか損得を優先する)教育が悪いからだ。教育基本法改正案を出したい」と 語っている... [続きを読む]

受信: 2006/04/29 07:16

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教育基本法改定案を閣議決定しました。 ついに国会での論戦と場を移しました。 〜〜 [続きを読む]

受信: 2006/04/29 14:40

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